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かな漢字変換の使い方

IME (= Input Method Editor) とは、(日本語の場合には) かな漢字変換のことです。 以下 MS IME 2007 について簡単な説明をします。これは全くの初心者向けの説明です。

注意

中国語、韓国語にも IME があります。

「有効化」/「無効化」

「かな漢字変換」のツール バーは、使用していないときはディスプレーのどこかで

のようになっています。

「半角/全角」キー

によって、「かな漢字変換」が有効になり、

のように変化します。「かな漢字変換」の「有効」/「無効」を切り替えるにはツール バー の をクリックして表示されるメニュー

からも選択できます (「ひらがな」/「半角英数」)。

以前遭遇したトラブル

以下の話は少し特殊なので初心者は読まない方が良いです。 トラブルが発生した場合に備えて付け加えているまでです。

MS IME 2003 までは、初期状態であれば入力に「直接入力」と「半角入力」の 2 種類がありました。 現在でも IME ツール バーの をクリックして表示される メニュー

から「プロパティー」を選択すると、次が表示され「直接ニュー力モードを使用しない」 がチェックされていることがわかります。

従って、今でも「直接入力モード」を使用できますが、これが初期状態で 使用しないようになっていることは「半角入力」にトラブルがなくなったためではないかと 思います。

どのようなトラブルであったかをかいつまんで説明をします。 C 言語などのプログラムのソースを作成するときに、 「半角入力」で入力すると原因不明のエラーが起きることがありました。 そのため、プログラムを少しでも勉強すれば「直接入力」をするようになります。 だから少々計算機に詳しい人は英数字を打ち込む時に「直接入力」を 選ぶことになります。

ところが計算機プログラムはしなくても、ホームページを作成する ということは比較的多くの人がするのではないかと思います。 この場合も英数字を入力するときには「直接入力」でないとトラブルが発生します。 例えば画像をページに挿入する場合です。 画像ファイルの方は英数字のファイル名で保存し、 ページに画像を挿入する構文を書けばよいのですが、うまく画像が表示されないことが あります。大半はソースファイルと画像ファイルが同じフォルダーにないなどの 単純な間違いですが、まれにエラーがないのにもかかわらず画像が 表示されないケースが起きます。この場合にはソースファイルに書き込んだ 画像ファイル名を「直接入力」で書き直させると正常に表示されます。 (画像ファイルのファイル名も書き直しが必要な場合もあります。) 80 名程度の授業で通常 2,3 名がこの事態に遭遇していました。

何が起きているのか断言はできないのですが、全角文字のフォントの中に 半角サイズのフォントがあり、これが普通の英数字フォントと区別がつかない のだと思います。これはどこにも記述していなかったのですが、まず間違いない と思います。 英数字を入力するときは「直接入力」を選ばないと色々なトラブルに遭遇しました。 現在は初期状態では「半角入力」しかないので、トラブルが解消しているのではないかと思います。

しかし、「ひらがな入力」で英数字を打ち込み、これを変換キーで半角英数字にする方法は まだ勧められるわけではないと思います。(新しい IME の初期状態ではこれができませんが、 IME のプロパティを変更して「和英混在入力」をすることができます。)

入力

日本語入力はローマ字で表記で入力します。 ローマ字表記を知らないことは無いと思いますが、留学生に質問されたことがあるので 念のため付け加えます。


a

i

u

e

o

ka

ki

ku

ke

ko

sa

si

su

so

so

ta

ti

tu

te

to

na

ni

nu

ne

no

ha

hi

hu

he

ho

ma

mi

mu

me

mo

ya
 

yu
 

yo

ra

ri

ru

re

ro

wa

wi
 

we

wo

濁音なども念のため付け加えます。


ga

gi

u

ge

go

za

zi

zu

ze

zo

da

di

du

de

do

ba

bi

bu

be

bo

pa

pi

pu

pe

po

単純なローマ字表記では入力できないものに「ん」がありますが、いろいろな方法 で入力できます :

nn, xn, n'

促音も複数の入力方法があります :

xtu, ltu

などがあります。しかし促音の場合には

したがってsitagatte

のように入力するのが普通です。また英語のカタカナ表記で「ぃ」など を入力する必要がある場合がありますが、例えば

ティー thi-
ジェット jetto
ジュース ju-su
ディレクトリ dhirekutori
ファンクションfannkusyonn

のように入力します。

注意
  1. 「ローマ字」と「かな」の詳細な対応に関しては IME ツールバーの「ヘルプ」

    を選択し、表示されるメニュー

    から「Microsoft Office IME 2007」/「目次とキーワード」で「キーワード」 を選択し、 「ローマ字とかなの対応表」をみてください。

  2. ひらがなをカタカナに変えるにはファンクションキー (キーボードの最上部に並んでいるキー) の「F7」を押します。
  3. 「ん」、促音などは昔、色々なワープロソフトで異なる入力方法を採用していましたが、最近のかな漢字変換では そのすべての入力方式に対応しているのが普通です。 複数の入力方法があるのはこの理由によっています。
漢字変換

ひらがなを打ち込んだら、漢字にしないといけませんが、 スペース バー を押せば変換をしてくれます。 このとき自分の考えているように漢字に変換してくれればよいのですが、 そうでないときもあります。そのときはどうすればよいかを以下で説明します。

文節

スペース バーを押して、漢字に変換すると、文章は文節に分割され、 文節ごとに、適切な漢字に変換されています。例えば、

かいとうのしめきり

と打ち込んで、漢字に変換すれば、

のようになります (使用条件によっては最初に表示される候補は違っているかもしれません)。 この場合には「回答の」と「締め切り」の2つの文節に分かれています。 左右の矢印キーで注目している文節 (注目節) を移動できます。 (注目節には太いアンダーラインが引かれています。)

誤変換を直すには

文節の分割が正常であっても誤変換が起きている文節があることがあります。 このときは

  1. 左右の矢印キーによって、誤変換が起きている文節に移動
  2. スペース バーを押す

すると、次のように変換の候補が表示されます。(ひょっとすると 何度もスペース バーを押さないと候補が表示されないかもしれません。)

スペース バーを押せば次の候補に移動しますが、 上下の矢印キーでも移動できます。 沢山候補がある場合には、Page Down キー で次の候補の ページに移動し、Page Up キー で前の候補のページに移動します。 望みの候補が見つかったら、前についている 番号を押す。これで文節の変換が確定します。

正しい候補の上にいる場合に、左右の矢印キーが有効です。これを使用しても 文節の確定をして、他の文節に移動できます。

最終的によければ、Enter キーで全てを確定します。

入力途中で、中断したければ、Esc キー を何度か押せば元に戻ります。

文節の長さの変更

文節の長さを変更しなければならない場合もあります。 次のような文章を考えましょう。

きょうはいしゃにいく

漢字にした場合には次の2通りが考えられます。

  1. 今日は医者に行く
  2. 今日歯医者に行く

普通は最初の候補が表示されています。

注意

かな漢字変換では、一般に長く一致する候補の方が優先されますが、学習機能を そなえているため、第2の候補が表示される時もあります。

第2の方にするには文節の長さを変更しなければなりません。そのためには

  1. 変更したい最初の文節に左右の矢印キーを使って移動する。
  2. Shift キーを押しながら、左右の矢印キーを押して、文節の長さを変える。

この状態でスペース バーを押すと、指定された文節の長さで、 漢字変換を試みます。候補が間違っていれば、スペース バーを押したり、 表示される候補の中から正しいものを選んだりして処理します。

辞書登録

どうしてもうまく変換しない文字は単語登録する必要があります。 IME ツール バーの をクリックして表示されるメニュー

から、「単語/用例の登録」を選ぶと次のようになります。

あらかじめ、登録しておきたい単語をコピーしておくと、「語句」の欄に その単語が表示されますから、読みをいれるだけで単語の登録ができます。 品詞はなるべく正確に指定するほうが誤変換を防ぐ上で重要です。 「名詞」がもっとも多いですが、「姓」、「名」も品詞として指定できます。 またそれ以外で、登録する必要が多いのは「サ変名詞」、「形動名詞」です。

です。両方とも、本来日本語にないような言葉を漢字を使って造語するときに 使用されます (翻訳用語、新語)。 MS IME の単語登録では「品詞」の「その他」を選んで「名詞、さ変形動」 を選びます。

その他の機能
ファンクションキー

キーボードの上についている F1, F2,.. はファンクション キーと呼ばれ、 かな漢字変換で最もよく使うのが

F6ひらがな
F7カタカナ
F8半角
F9全角英字

です。(たとえば入力中に F7 を押すとカタカナになります。) このうち「半角」は使わないほうが無難です。 Windows では半角のカナも使うことができますが、他の OS (Mac, Unix) では これは文字化けします。従って e メールでは絶対使用してはいけません。 このようなことから日頃から半角のカナは避ける習慣にするほうが無難です。

IME パッド

ツール バーの を押しと次が表示されます。

左端にあるアイコンをクリックすると、右の内容が変化します。上から順番に

  1. 手書き入力
  2. 文字一覧
  3. ソフトキーボード
  4. 総画数
  5. 部首

の順です。各々実際に使ってみればわかります。現在の画面は手書き入力の画面です。 「文字一覧」を選ぶと次のようになります。

この画面では横に窓を広げないとすべての文字が表示されません。「文字一覧」で 重宝するのは「記号」や「罫線」を入力する場合です。

「文字カテゴリ」の「シフト JIS」をクリックすると、以下のようになります。

このうち、通常使用の場合に必要なのは「シフト JIS」だけです。 再度「シフト JIS」をクリックすると、最初の状態に戻ります。

計算機で使用する文字はすべて内部的に数値が割り当てられています。 0x が先頭に来ているのは 16 進数であることを意味しています。 16 進数は各桁が

0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, A, B, C, D, E, F

からなっており、上の絵の場合であれば、! には 16 進数の 21 が割り当てられ、 $ には 16 進数の 24 が割り当てられていることがわかります。この数値は「シフト JIS」によるコードです。 もともとの日本語のコードは JIS と呼ばれているものがあるのですが、 JIS では色々不便なことがあるため、シフト JIS が使用されました。

JIS にせよ、シフト JIS にせよ、日本語しか表示できない点が不自由な点で、 同じように漢字を使用する中国や韓国の文字を同時に表示することができません。 この様な問題を是正するために考えられたのが Unicode (ユニコード) です。 ユニコードでは世界中の言葉を混在して使用することができます。

キー割り当て変更

IME 2007 ではキー割り当てを変更できます。 キー割り当てを変更すると、使いにくくなることが多いので、一般には あまりしないほうがよいと思います。 しかし、日本語入力の ON/OFF をするには 「半角/全角」 を押さないといけないため、ON/OFF を何度もする必要が あると、とてもわずらわしくなります。

日本語と英数字入力を頻繁に切り替える場合には (人によって好みがあるとは思いますが) スペース バーの右についている

「変換」キー

を日本語入力の ON/OFF に割り当て、右手親指でこのキーを軽く 押して ON/OFF できるととても便利です。このようにキー割り当てを変えてみましょう。 IME のツールバーの をクリックすると表示されるメニュー

から「プロパティー」を選択すると次が表示されます。 「全般」「キー設定」「変更」をクリックして、 キー割り当てを変更するのですが、色々変更してわけがわからなくなっても 「キー設定」「Microsoft IME」を選びなおせば初期状態に戻ります。

さて次がキー割り当ての変更画面です。

見てわかるように、 「変換」キーに 「再変換」機能が割り当てられています。 これを変更するわけです (そのため 「再変換」機能は使えなくなります。 別のキーに割り当てることもできますが、かなり工夫が必要です。) 「再変換」を指定して、 「変更」をクリックすると、 次のようになります。表示される機能から 「再変換」の代わりに IME オン/オフ 選ぶだけです。スライダーで後方に移動しないと IME オン/オフが見えません。

選択を変更したら 「OK」を選びます。すると次の画面に戻ります。

ここで 「適用」をクリックしてから 「OK」をクリックします。 更に 「OK」をクリックして、設定の変更を終了します。

うまく設定が変更されたことを確認してみましょう。